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【休職中の過ごし方】メンタルダウンから復職に向けて今できること

体調を崩して休職することになると「早く元気になって職場復帰しなくちゃ」と焦る気持ちが出やすいでしょう。しかし、闇雲に毎日を過ごしていても元気になるどころか反対に焦りから体調が悪化するリスクもあります。今回のコラムでは、休職中に安心して療養するための過ごし方を、初期・中期・後期の三つの時期に分けてご紹介します。

1.休職初期の過ごし方

「休職初期」というとどのくらいの期間を想像されますか?この期間の目安は「ゆっくり休んでいることが退屈に感じるまで」です。この時期は例えるならば「骨折をして骨がくっつくまでギプスで固定している状態」です。無理は禁物。復職期限との兼ね合いもあるかと思いますが、復職後の再発を防ぐため、まずはゆっくり療養しましょう。

傷病手当金の申請を検討しよう

休職中は収入が得られず、生活に不安を感じる方も少なくありません。その不安を解消するために、健康保険から支給される「傷病手当金」を申請しておきましょう。申請には傷病手当金支給申請書が必要で、会社や病院の記入欄もあります。復帰後の申請も可能ですが、不安解消のために申請の希望を早めに会社へ伝えておくのも良いでしょう。しかし、受給できる期間は一つの診断名につき通算で1年6カ月間のため、メンタル不調のように療養期間が長引く可能性がある場合は、申請のタイミングを検討することが必要です。

→傷病手当金についてはこちらのコラムで詳しくご紹介しています。

メンタル不調で休職中、お金の不安を解消する方法「傷病手当金」(https://www.1more.jp/column/641/)

会社との連絡頻度を確認しよう

休職中も会社と定期的に連絡を取り合うことが良くあります。しかし、連絡の方法や頻度を決めていないと「自分から連絡をした方がいいのかな?」「突然、電話がかかってきたらどうしよう…」など、不安になって気が休まらないでしょう。

休職することが決まったら、連絡の頻度、方法、担当者を確認しておきましょう。例えば「毎月20日ごろ、人事の○○さんから体調確認のメールが届く」などを決めておくのがオススメです。

2.休職中期の過ごし方

休んでいることが退屈に感じたら「休職中期」が始まる目安です。この時期は「折れていた骨がくっつき、少しずつ動かす練習をしていくリハビリ期」のようなイメージです。復職に向けた体調面の準備と再発予防に取り組みましょう。

生活に変化をつけてみよう

「休職初期」だった頃は、生活リズムが乱れていたり体力が落ちていたりと身体がまだ「おやすみモード」なはず。徐々に「活動モード」にしていくために少しずつ生活に変化をつけていきましょう。

生活の変化を具体的に言うと、

○散歩などの軽い運動 ○趣味などの楽しめる活動 ○読書などの集中力を使う活動

などがあります。ポイントは「無理なく、少しずつ」なので、主治医の先生と相談しながら進めるのも良いでしょう。

リワーク支援を利用するのも、方法の一つです。

リワーク支援とは、休職している方を対象に職場復帰に向けたリハビリテーションを提供するサービスのことです。リワーク支援は、就労移行支援施設、医療機関、障害者職業センターなどの機関で実施しています。詳しくは「リワーク  地域名」で検索してみると、その地域でリワーク支援を行っている施設が出てくるでしょう。

再発予防に取り組もう

STEP1.ストレスの原因を知る

元気だったときと休職する直前の自分の体調や、体調を崩す前の出来事を整理します。そうすることで、何が自分にとってストレスになり、ストレスを感じたときに自分がどう変化するのかを知ることができます。

下のような表にまとめておくのもオススメです。

STEP2.ストレスの対処法を知る

働いていると、どうしてもストレスを感じる場面はあるでしょう。そのようなときに実践できるストレス解消法を準備しておきましょう。まずは書き出してみるのがオススメ!

ポイントは「具体的」かつ「質より量」です。是非ノートの一ページに書き出してみてください。

3.休職後期の過ごし方

「休職後期」には、医師に復職可能の診断書を書いてもらったり産業医面談を行ったりと、復職に向けた具体的な準備を進めていきましょう。

就業中と同じリズムで生活しよう

まずは、復職後を想定して働いているときと同じ起床時間や就寝時間を意識しましょう。日中に図書館やカフェなど外で過ごす日を増やしたり、通勤と同じ時間の電車に乗ったりしてみるのもオススメです。

産業医面談の準備をしよう

復職には、診断書の提出、産業医との面談、上司との面談など、会社ごとに決められた手続きが必要です。まずは会社に復職の意思を伝え、必要な準備を確認しましょう。自分で書かないといけない書類が必要な場合もあれば、休職中の食事や外出、睡眠などを記録した生活記録の提出を求められる場合もあり、復職まで1ヶ月以上かかることもあります。

4.さいごに

今回は、復職に向けた休職中の過ごし方を紹介しました。ワンモアでもリワーク支援を行っておりますので、ご興味があれば是非こちらもご覧ください。

→ワンモアで行っている復職(リワーク)支援のプログラム内容(https://www.1more.jp/program/)

丸

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