【大橋クリニック】精神科医が教える働くために必要なこと~うつと付き合いながら働くポイント~(セミナーレポート)
2025年7月3日に、大橋クリニックの今井必生先生をお招きしセミナー「精神科医が教える 働くために必要なこと~うつと付き合いながら働くポイント~」を開催しました。今回はその様子をご紹介します。

うつや診察時に伝えるポイントは、診療時間は限られているため、話したい内容は事前に紙などに箇条書きでまとめることがお勧めです。また、訊きたい内容の中で優先順位を付けておくと、必ず訊きたいことは確認できるためより良いでしょう。
就職・復職可能と判断する基準については、主治医と職場での人間関係や業務内容について共有することが大切です。現在、どの程度働けるかが判断のポイントとなります。また、不安は付き物であり、不安を無くすことはできないため、多少ありつつも活動に影響を及ぼさない程度を維持することを目標にすると良いでしょう。
周囲がサポートできることに関しては、誰かをサポートするにあたり、まずは自分自身を大切にすることが1番です。自分を大切にしていなければ、相手をサポートすることは難しくなります。また、サポートしたい場合は、相手の病気に関する本を読んでみるのも良い方法の1つです。
本セミナーでは、精神科の先生の視点から、診察時や就職・復職判断を行うポイントなどについて、分かりやすく解説して頂き、終始穏やかで笑いも起こる楽しいセミナーとなりました。日常の診察で伝える内容や方法、不安との付き合い方は、うつだけでなく病気と付き合いながら安定して働き続けるために大切なポイントでもあると感じます。メンタルヘルス不調などによる休職は誰にでも起こり得るものだと思います。もし自分や身近な人がなった場合に、大切なポイントや対処法を知っていると行動や気持ちが変わってくるのではないかと思われます。
ワンモアでは、今後もさまざまなセミナーを開催予定です。
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