【クボタグループ特例子会社 クボタインクルージョンワークス株式会社】就職準備セミナー サポートスタッフと当事者が語る!クボタインクルージョンワークス株式会社 (セミナーレポート)
2025年2月21日にクボタグループ特例子会社クボタインクルージョンワークス株式会社 サポートスタッフ(障がいを持って働く社員様の支援や業務指導を行う)内田空様、業務部田中唯様、当事者スタッフ(ワンモア卒業生)をお招きし、「就職準備セミナー サポートスタッフと当事者が語る!クボタインクルージョンワークス株式会社」を開催しました。このコラムではセミナーの内容を一部抜粋して掲載しています。

<今回の内容>
特例子会社(制度)とは
クボタインクルージョンワークス株式会社とは
✓会社・業務紹介
長く働き続けるために
✓就労移行での訓練
✓入社して
✓安心できる存在として
さいごに
特例子会社(制度)とは
障がい者の雇用の促進及び安定を図るため、事業主(企業)が障がい者の雇用に特別に配慮した子会社を設立したものです。事業主にとって、それぞれの障がいを持つ方の特性に配慮した仕事の確保や職場環境の整備がしやすく、働きやすい環境を整えることが可能になります。
クボタグループ特例子会社クボタインクルージョンワークス株式会社とは
クボタインクルージョンワークス株式会社は、2002年に株式会社クボタの特例子会社として設立されました。従業員数は394名、うち障がいを持って働いている方は254名いらっしゃります。
業務内容は、事務作業から清掃作業、農作業などさまざまなものがあり、随時、会社見学や実習の受け入れを行われています。
会社概要 | 会社案内 | クボタグループ特例子会社(クボタインクルージョンワークス株式会社)

長く働き続けるために
就労移行支援事業所での訓練~当事者スタッフ様より~
当事者スタッフ様は、ハローワーク職員様紹介のもと、就労移行支援事業所ワンモア(以下、就労移行)に通所を開始されました。就労移行では主に、生活リズムの立て直しやコミュニケーションスキルの向上を目的としたプログラムへ参加し、並行して就職準備も進められました。就職準備が整ってからはクボタインクルージョンワークス株式会社での実習に参加し、身に付けたスキルの確認と課題認識を行われました。その後就労移行に戻り、課題克服に向け更なる訓練を行われていたそうです。入社の決め手は、“ここでなら成長できそう”と思ったことだったそうです。
入社して
業務を進めていく中で、困難なこともたくさんあったと話されましたが、今の目標は“誰にとっても一緒に働きやすい人”になることであり、目標達成に向け、さまざまなことに取り組まれているようです。
安心できる存在として~サポートスタッフ内田様より~
サポートスタッフの内田様からは日々の体調管理やそれに関する報告、定期的な面談を通して、当事者スタッフ様が自分自身の特性理解、“自律”することを目指し、日々関わりを続けておられることをお話しいただきました。
また、必要に応じて働いている当事者スタッフ様が利用していた就労移行のスタッフと連携を行うことで、障がいを持つ方が安心して長く働ける環境を整備されているそうです。
さいごに
今回のセミナーでは、障がいを持つ方のみならず、多くの支援者様にもご参加いただくことができました。サポートスタッフの内田様、当事者スタッフ様の両者の視点からご講演いただき、障がいを持って働くとはどのようなものなのかをより知れたように思います。また、職場に自分のことを知ってくれているスタッフがいることの安心感が働きやすい環境につながり、円滑な業務運営にもつながっていると感じました。
当事者スタッフ様から就労移行での訓練、就職までのお話、就職後の経験談など等身大のお話をいただき、現在就労移行で訓練されている方にとって、今後就職活動を進めていく上での自信につながるものであったように感じました。しんどいときや業務で困ったことがあれば、周りを頼り、自分から気持ちを発信していくことの大切さにも改めて気づかされました。
今回ご登壇いただきました、クボタインクルージョンワークス株式会社 サポートスタッフ内田様、業務部田中様、当事者スタッフ様に心よりお礼申し上げます。お忙しい中、素敵なご講演をありがとうございました。ワンモアでは、今後もさまざまなセミナーを開催予定です。興味がある方は是非「お問合せ」からお気軽にご連絡ください!
