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セミナー

【京都ここてまる】認知行動療法を使って適応不安と再発不安のMyトリセツを作ってみよう(セミナーレポート)

はじめに

 2024年10月4日に、caféバル「京都ここてまる」でカウンセリングを実施されている、専門行動療法士・臨床心理士の別司先生をお招きし、セミナー「認知行動療法を使って適応不安と再発不安のMyトリセツを作ってみよう」を開催しました。

今回はその様子をご紹介します。

京都ここてまるのご紹介

「ここてまる」とは、Café×カイロプラクティック×カウンセリングからなる “心と体の休憩所”。ここてまるという名称は、[今、ここから。心と手を尽くして、心と体をまぁるく、周りの人とまぁるく折り合うお手伝い]という意味が込められているそうです。

日本では心の病やメンタルヘルス教育の遅れが大きいことで、心が弱い人がなるもの/変わらないものといったスティグマ(偏見)が未だにあるようです。その日本のメンタルヘルスのスティグマを減らして正しい認知を広めるため地域に開けた喫茶「ここてまる」を施設(BTCセンター京都支店)に併設されました。

引用:認知行動療法カウンセリング | 京都ここてまる

セミナーの内容

本セミナーでは、1.再発不安/適応不安にまつわる感情や癖、2.不安・苦手とは、3.Myトリセツを創ってみよう、4.うつ病の豆知識、の4つの内容についてご講演いただきました。

人は不安が発生すると、呼吸や心拍数が早くなる、筋肉がこわばるなど不安という感情が身体へ影響を及ぼします。大丈夫と何度も唱える、苦手なことをつい後回しにしてしまう、部屋にこもるといった回避行動をしてしまうこともあるでしょう。不安・苦手なことを避ければ避けるほど億劫になり、悪い結果についての予測をあれこれ考え続けるような不安探しを始めてしまいかねません。

皆さんはどういうときに不安・苦手だなと感じますか?・・・満員電車に乗る、親しくない相手に自分から話しかける、みんなが着席している部屋に入るなどが挙げられます。他にも再発不安(病気が再発したらどうしよう)、適応不安(職場の環境に慣れることができないかも)など不安・苦手は人それぞれです。

不安になりやすい方の特徴として、考え方の癖があるとされており、①劣等感・恥、②完璧主義、③抱え込み癖の3つの癖が挙げられます。これらの癖を自分の“性格のせい”にするのではなく、行動や考え方の“癖があるため”と捉え、その“癖”を変えていくことが大切です。そして、問題を長引かせている癖が明らかになれば、“新しい役に立つ癖” を上書きしていきます。

そこで、不安と苦手を克服するためのチャレンジ5項目をご紹介していただきました。また、チャレンジ5項目をもとに、セミナーに参加された皆様は「Myトリセツ」を作成されました。

まとめ

今回のセミナーを聞いて、セミナーに参加された皆さまからは、「直接先生からアドバイスをもらえた」「親身に話を聞いてもらえた」「チャレンジリストがよかった」「自分のトリセツを作れて良かった」という感想が多く挙がりました。私自身も、本セミナーの話をお聞きし、満員電車に乗ることが苦手だな、人前で発表することに不安を感じるな、と思いながら話を聞いていました。別司先生の紹介してくださったチャレンジシートやMyトリセツを使って実際に試してみようと思いました。

ご登壇いただきました、京都ここてまるの別司先生に深く感謝申し上げます。お忙しい中、たいへん素敵なご講演をありがとうございました。

ワンモアでは、今後もさまざまなセミナーを開催予定です。興味のある方はぜひ「お問い合わせ」からお気軽にご連絡ください!

 

丸

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