【ADHD/ASD】発達障害に向いている職場
仕事に就き、働いていく上で「好きなこと」や「やりたいこと」ももちろん大切ですが、「得意なこと」「不得意なこと」を知っておくことが、長く働き続けていく上でとても大切になると思います。キャリアの形成には「Will・Can・Must」という考え方があり、「やりたいこと」「求められること」そして「できること」が重なる部分に理想の仕事があると言われています。

今回は、就労支援スタッフが日々の支援で感じていることも交えながら、ADHDやASDの障害特性と、オススメの業務や職場環境についてご紹介します。
目次
●ADHDの得意不得意
●ADHDさんに向いている職場
●ASDの得意不得意
●ASDさんに向いている職場
●最後に
●ADHDの得意不得意
ADHD(注意欠陥多動障害)の特性がある方は、人当たりが良く積極性の高い方が多い印象です。障害特性にも「好奇心旺盛」「行動力がある」などがあり、これはADHDの強みと言えるでしょう。一方で、注意力の散漫さや計画的な行動が苦手な特性から仕事のパフォーマンスにムラがあり「締め切りが守れない」「ミスが多い」と言った悩みを持たれる方が少なくありません。

●ADHDさんに向いている職場
ADHDの特性がある方には、人当たりの良さや行動力を生かせる職場、注意力の散漫さや計画的な行動が苦手な特性をカバーできる職場がオススメです。
・接客を伴う業務(小売店の接客、公共施設の受付、営業職など)

・アイデアやトレンドを求められる業務(商品・広報・イベントなどの企画職)

・環境調整が可能な職場(パーテーションの設置が可能、イヤホンの使用が可能、相談相手が近くにいるなど)

●ASDの得意不得意
ASD(自閉症スペクトラム障害)の特性がある方は、好きなことに真っ直ぐでコツコツと取り組むことの得意な方が多い印象です。一方で、環境の変化に弱かったりコミュニケーション面で問題が起きたりと、スキルを生かしきれず悩まれる方が少なくありません。

●ASDさんに向いている職場
ASDの特性がある方には、好きな分野に携われる仕事やコミュニケーション面の難しさをカバーできる職場がオススメです。
・コミュニケーション力を多く求めない業務(倉庫内ピッキング、コミュニケーションのツールや手段が定まっている職場など)

・ルーティン業務(一日の流れが決まっているオフィスサポートなど)

・専門性が求められる業務(経理事務、エンジニアなど)

※コミュニケーションが少なそう、という理由で在宅勤務を希望される方もいますが、対面でのやりとりが少ない分、電話や文章で伝えるスキル、自分から発信するスキルが求められるため、必ずしもオススメとは言えません。
●最後に
今回は、発達障害の特性がある方にオススメの業務や職場環境についてご紹介しました。しかし、これらはあくまでも一例です。大切なのは、ご自身の得意不得意や希望をよく理解することかと思います。自己理解に活用できるプログラムは以下のページでご紹介しています。是非、ご覧ください。

