2025年10月24日にワンモア森之宮・大学前にて「働くための睡眠と生活リズム整え術」を開催しました。今回はその様子をご紹介します。

セミナー内容

今回のセミナーでは、私たちの身体に備わる体内時計（サーカディアンリズム）の仕組みや、睡眠・運動・太陽光の関係について分かりやすく解説いただきました。人間の生体リズムは約24時間周期で変動しており、体温やホルモン分泌などもこのリズムに従って変化します。講義では洞窟実験の事例を通して、光のない環境では生活リズムが大きく乱れてしまうことや朝の太陽光が体内時間をリセットし、心身のリズムを整える重要な役割を果たしていることが紹介されました。なぜ洞窟では体内時計が狂ってしまうのかを参加者全員で考えながら話を聞いたことで太陽光の大切さや仕組みへの理解がより深まりました。また、厚生労働省の「健康づくりのための睡眠指針12箇条」をもとに、良い睡眠のためには「休息と活動のバランス」が重要であり、適度な運動や朝食、就寝前の環境づくりなど、生活習慣全体を整えることの大切さを学びました。特に午前中の軽い運動が体内時計を早寝早起き方向に導く効果を持つというお話は、多くの参加者の関心を集めました。さらに、アクチグラフという装置を使って自身の生活リズムや活動量を「見える化」する方法も紹介されました。

まとめ

今回のセミナーを通して、働くうえで欠かせない「規則正しい生活リズム」の大切さを改めて実感しました。朝の光を浴び、適度に身体を動かし、夜はしっかり休むという行動の積み重ねが心と身体の健康を支え、より良い仕事や生活へとつながることを学ぶ機会となりました。参加された皆さまからも睡眠や生活リズムに関する質問が多く挙がっており、「自身の生活の中で意識していきたい」と話されていました。また、アクチグラフは当事業所（ワンモア森之宮・大学前）でも利用しており、自身の生活を客観的に振り返ることで生活リズムを整えるきっかけになればと思っております。

ワンモアでは、今後もさまざまなセミナーを開催予定です。

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